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生活習慣病について

高血圧

高血圧って?

高血圧とは、血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態のことを言います。
虚血性心疾患、脳卒中、腎不全などの発症リスクがあります。

高血圧の主な症状は?

高血圧は自覚症状がほとんどといっていいほどありません。人によっては、高血圧と診断される直前から頭痛がしたり等がある人もいますが、高血圧の特有の症状ではないので、症状だけで高血圧を見つけることはなかなか難しいと言われています。
そのため、定期的に血圧を測っていないと高血圧を発見することは困難です。定期的に健診を受けていれば早めに発見できますが、「血圧が高いから、精密検査を受けるように」といわれても、自覚症状がないからと放置してしまう方が多くいらっしゃるのですが、放置すると血管が硬くなる動脈硬化になったり、のちに虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)や脳卒中などの発作を起こす恐れがあります。
日本人には高血圧の人が多いと言われていて、800万人近い人が治療を受けています。

高血圧を防ぐには?

もちろん定期健診で血圧が高いと診断されたらすぐに精密検査を受ける事が大事ですが、普段の日常生活の中で高血圧を防ぐ事もできます。肥満は、高血圧と深い関わりがあります。肥満が大きな危険因子であることは、多くの研究や調査で明らかになっています。とくに、皮下よりも内臓に脂肪がつく内臓脂肪型肥満が、血圧の上昇と関連が深いと言われています。
こうした肥満者が体重を減らすと、 実際に血圧が下がったという報告もあがっています。それに、肥満は血圧を上げるだけでなく肥満自体が心血管病の原因にもなるので、体重を標準体重近くにする事で血圧や脂質異常症、高尿酸値、血糖値なども適正値に近づく可能性が高まります。

糖尿病

糖尿病って?

糖尿病とは、からだを動かすエネルギー源となるブドウ糖が、本来運ばれるべき細胞に運ばれなくなって、血液中にあふれてしまって血糖値が上昇してしまう病気の事を言います。

糖尿病の主な症状は?

糖尿病ははじめのうち、痛みなどの自覚症状がない為、定期健診での血糖値の以上以外は早期発見は難しいと言われています。糖尿病は放っておくと合併症を引き起こします。
目の底にある網膜という部分の血管が悪くなり、視力が弱まってしまう「糖尿病網膜症」や、足や手の末梢神経に障害が出て、手足のしびれ、けがややけどの痛みに気づかないなどの症状の出る「糖尿病神経障害」、腎臓の糸球体という部分の毛細血管が悪くなり、血液の不要な成分をろ過できなくなる「糖尿病腎症」など、日常生活に多大な影響を及ぼす症状を引き起こします。

糖尿病を防ぐには?

糖尿病の予防としては、肥満を防ぐ事がとても大事になります。
その為には正しい食事習慣を身に付ける事が必要になります。
野菜をたっぷりとる
食事は決まった時間に、時間をかけて食べる
甘いものや脂っぽいものは食べ過ぎない
味付けはなるべく薄味にする
ドレッシングなどの調味料はかけずにつける
食品のエネルギー(カロリー)を知る

高脂血症

高脂血症って?

高脂血症とは、血液中の脂質、つまりコレステロールや中性脂肪が多すぎる病気のことを言います。
増えすぎた脂質はどんどん血管の内側に蓄積されていきます。

高脂血症の主な症状は?

血液中の脂肪が異常に増えても、特に痛みだったりの症状はあらわれません。こちらも定期健診等を行って血液検査を行うことが必要です。そのまま放置をしてしまうと、増えた脂質がどんどん血管の内側にたまって動脈硬化にを引き起こします。ところが、動脈硬化になってもまだ自覚症状はありませんので、心筋梗塞や脳梗塞の発作を起こしてそこで事のの重大さに気づくという恐ろしい病気です。

高脂血症を予防するには?

高脂血症の主な原因は過食、高脂肪食、運動不足などの悪い生活習慣や、それによる肥満があげられます。
特に食事に関してはコレステロールの摂取を抑える事や、コレステロールを増やす要因になる食料品の摂取を抑える事が重要です。それと運動は、エネルギーを上手に消費するためと、全身の血行をよくするために大変重要な事です。だからと言って激しい運動をする必要はなく、ウォーキングやジョギングを行ったり、軽い筋力トレーニングを行ったりする事でエネルギーの消費を活発にする事が出来ますので、長く続けられる運動をご自分の身体に合わせて選ぶことが大事です。